おしっこトラブルについて

子どものおもらしについて

日付:2019年04月03日

1.子どものおもらし(尿失禁)ってどんな病気なの

どものおもらしは、医学用語では尿失禁症といい、おしっこを貯める機能やおしっこを出す機能が上手く働かないためにおこります。

小学生以降の昼間のおもらし(尿もれ、ちびり:尿失禁症)は比較的めずらしいと思われがちですが、小学生から中学生の子どもの1割程度にみられます

症状としては、「パンツやズボンを濡らしてしまう」「尿を少しだけちびる」「トイレに行った後にすぐにまた行きたくなる・ちびる」「おしっこが我慢できない」などがあります。

昼間のおもらしは、おねしょを伴っていることが多いですが、昼間のおもらしと夜間のおねしょは対処法がまったく異なります。

昼間のおもらしは、膀胱の形やおしっこが通る管(尿道)、背中や骨盤の神経に何らかの異常をともなっている場合もありますが、多くは神経や形の異常がないのにもかかわらず、機能的な問題で昼間のおもらしをしています。

昼間のおもらしは放置しておくと尿路感染を繰り返したり、腎臓に障害を起こすこともあるので子どもの排尿障害の専門医による診断と治療が不可欠です

ご自宅の近くの専門外のクリニックなどを受診すると、「よくある心の問題だよ」、「大きくなれば自然に治るよ」、「ご両親の育て方が悪いからだよ」などと言われ、「様子をみましょう」になり、検査も治療もしてもらえない実情があります。

また治療を開始されてとしても,効果が薄いお薬を長期間にわたり服用している患者様にしばしば出会います。

さらに、昼間のおもらしとおねしょ(夜尿症)が全く同一に扱われてしまっていることも少なくありません。

そのため、この機会におもらしの仕組みや対処法、専門医の受診の必要性などについて知ってください。

2.どのくらいの子どもがおもらしで悩んでいる?

週に1回以上のおもらしや尿漏れ、パンツのちびりなどで悩まれている子どもは100人中5〜6人程度(5%前後)いるといわれています。

お漏らしで悩む子どもの数は4〜5歳から上昇し、7〜9歳頃にピークになります。しかし、毎日おもらしをしてしまう、ズボンまでびっしょり濡れてしまうお子さんは100人に1〜2人程度(2%前後)と数は少ないです

男児と女児の割合に差はないといわれていますが、診察に訪れるお子さんは男児が多い傾向があります。

保護者の方が、お漏らしや尿漏れで悩みはじめる年齢は、幼稚園から小学校に上がる頃が最も多く、小学校高学年になるにつれて徐々に頻度は減少していきます。

一方、女の子では、骨盤底筋が弱いために起こる腹圧性尿失禁症のために中学生以降になってもおもらしや尿漏れで悩まれるが方がいます。

お漏らしは友達からの「いじめ」や「からかい」の原因になるので、トイレトレーニングが終わって集団生活を始めたころから、真剣にお漏らしの問題に向きあう必要があります。

まずは、このサイトでお漏らしの正しい知識と対策について知ってください。