相談室(Q&A)

尿のおもらし の相談
小学1年生の息子さんの尿漏れ(過活動膀胱?)

日付:2019年04月12日

Q:質問

小学1年生の息子のことで相談いたします。幼稚園時代から環境の変化があった時などに特に顕著に見られたのですが、お漏らし(日中)があります。今は特に毎日のように(それが当たり前のように)お漏らしがあります。

●遊んで夢中になっているとき

●学校の集団行動の中で、トイレを言い出せないとき

●テレビに夢中になっているとき、などに多く見られるようです。

本人の様子からは

●もじもじしているが、行きたくないので我慢するが、結局もれてしまう

●行きなさいといわれて行くのは嫌(我慢できると思っている)

●トイレに皆が行ってないので行かない、といった感じです。

ほぼ毎日、パンツを濡らして帰ってきます。一応何度かトイレに行くらしいのですが、間に合わなかった、とかちょっと漏らした後にトイレに行った、などとその日によって背景はさまざまです。もじもじしていたら、すかさず行くように促すのですが、行くときと行かないとき、これまたさまざまです。去年の夏にパンツで寝られるようになったのですが、冬場に体調を崩してしまってからはおねしょが続いたので、またオムツに戻り、今もオムツで寝ています。どうやって具体的に改善できるのかがまったくわからず、相談させていただきます。よろしくお願いいたします。

A:池田先生の回答

ご質問有難うございます。 当院を尿漏れで受診されるお子さん多くは、息子さんと同様の症状や様子がみれら、過活動膀胱と診断されています。過活動膀胱があるお子さんは、膀胱機能が安定しないため尿意を充分に理解できず、知らない間に漏らしてしまいます。もじもじしたり、我慢している仕草があっても、それを尿意とは充分理解していない様子もみられます。

また、昼のおもらしがあるお子さんの7割程度は夜尿もあるために、夜もオムツが必要になっています。具体的な対策は、定時排尿や定時飲水などで、HPに詳しく記載されています。

これらの生活改善を行っても尿漏れが無くならない場合は、お薬の服用が必要(生活改善だけで尿漏れが良くなるお子さんは2割以下なのが現状です)になりますのでお近くの専門病院を受診してみてください。