相談室(Q&A)

尿のおもらし の相談
小学3年男の子、日中の尿もれが治りません(このまま様子見で良い?)

日付:2023年05月14日

Q:質問

小学3年生になった男の子です。
保育園の時、日中はおもらし、夜もおねしょをしていました。
少しずつトイレで成功するようになってはきましたが、毎日パンツは濡らしています。
小学生になっておねしょは年に数回にはなりましたが日中、パンツを濡らしてしまう事はほぼ毎日です。
濡れていても指摘されるまでそのままです。
濡れていることは自覚しているそうです。
おしっこしたそうな素振りを見せると声かけてトイレには行っていますがパンツはすでに濡れていたり、濡らしていないこともあります。
学校から帰宅した時、すでにパンツが濡れている事よくあります。
小児科で一度相談しましたがまだ小さいしそこまで心配しなくてもいい、定期的に声掛けしておしっこの量見てみてくださいと言われました。
家にいる間は声掛けできるのですが学校に行っている間は声掛けできず、おしっこの量も確認は家でもできていません。
このまま様子見ていて、定期的に声掛けしてトイレ行ってもらっていたら、そのうち治りますか?

A:池田先生の回答

息子さんの夜尿症はほぼ治ってきているのにも関わらず、日中のお漏らしがなかなか改善しないようで、保護者の方もさぞご心配かと思います。
家庭では定期的にトイレに促すことで失敗は回避できますが、学校では目が届かないために失敗が多いのかと思います。
夜尿症が治ってきていることから考えると、おしっこを溜めておく能力は備わってきていると思いますが、尿意を適切に感じとる能力が育っていないのかもしれません。
いつも最大限まで我慢する癖ができると、少しトイレに行きたいだけでは、トイレを後回しにして、漏れる寸前まで我慢してしまう子供も少なくありません。
まずは、学校の先生に相談して、家庭と同様に定期的(休み時間ごとなど)にトイレに連れて行ってもらってください。
その上でも改善しないようであれば、大学病院や子ども病院など子供の排尿障害を診てくれる医療機関でアドバイスをもらうと良いと思います。