相談室(Q&A)

尿のおもらし の相談
障がいを持った成人女性の診察について。

日付:2019年04月12日

Q:質問

はじめまして。障がい児の尿漏れについての相談です。

娘は小さい頃から今まで、ほぼ毎日ちびってしまっています。てんかん病院の先生にはてんかんの発作から来るものではないと言われていましたので、幼少期のトイレトレーニングの失敗が原因とも考えていました。

そこでトイレノートをつけたり、支援者の方には声かけをお願いしたり、本人が嫌がる中、尿取りパットをつけたりしながら、今まで頑張ってきました。それでも、娘の尿漏れはなおらず、どう対応すればいいのか途方にくれていたところ、こちらのサイトにたどり着き、自閉症に伴う自律神経の障害の説明など、腑に落ちる内容が多々散見され、一度ぜひ診察していただきたいと思いました。

ただ、娘は今年の1月にすでに18才になってしまいました。知的障害やてんかんも絡んでいるので、泌尿器科ではなく、専門研究をなさっている貴医院の池田裕一先生の受診が希望ですが、可能でしょうか? 

A:池田先生の回答

ご質問ありがとうございます。当院では様々な障がいを抱えている年少時から年長児まで多くのお子様の診察を行っています。検査や治療においても、個々のお子様にあった対処を行い、完全とはいかないまでも、かなりの割合で改善がみられるようになってきています。

但し、当院のような施設は全国的にも非常に限られているため、特に障がいを抱えて成人近くになった患者様は適切な医療を受けられていないのが現状です。

娘さんは小児年齢を超えているため、大学病院での診察が難しいかもしれませんが、何らかの方法があるかもしれませんので、直接連絡を取り、ご相談に乗らせて頂きます。