相談室(Q&A)

おねしょ尿のおもらし の相談
4歳の男の子、トイレが近く夜も昼もお漏らしをします。

日付:2019年04月11日

Q:質問

四歳の男の子ですが、一日にトイレに行く回数が多く、一時間に一回くらいのペースで行くことも珍しくありません。

外出先では、家よりも回数は少なく、最近は失敗することも減りましたが、家ではたまに失敗します。パンツが濡れていることはよくあります。

保育園に通っているのですが、家でも保育園でも我慢ができなくなると、焦りからか足をバタバタさせながらズボンを下ろしています。ギリギリ間に合う感じで、少しでもトラブル(便器のふたがうまく開かないとか、焦ってズボンがおろせない)があるとよく失敗しています。

失敗するのが恥ずかしいことだと分かれば少しは失敗も減るかと思い、厳しめにしたこともありましたが、精神的な理由から、失敗することが増えたため、最近は、失敗を責めず、風邪をひくから着替えるようにだけ言っています。

おねしょも多く、就寝から二時間程度経つとオムツはパンパンになっています。朝起きる頃には、変えたオムツがパンパンになっているか、漏れています。

A:池田先生の回答

ご相談ありがとうございます。息子さんは寒さが厳しくなってから症状が悪化していますか?小児過活動膀胱の特徴は頻尿(1時間に1回以上)と、尿意切迫感(トイレにかけこむ)、昼間と夜のお漏らし、が特徴の病気です。特に外出先や外遊びなどで身体が冷えると症状が悪化します。さらに精神的なストレスでも症状が強くなるので注意が必要です。

年齢が4歳ですから、おねしょの治療はまだ開始しなくても良いと思いますが、昼間のお漏らしは5歳ごろからは治療の対象になります。それまでは、怒ったり叱ったりせずに、頻繁にトイレに誘導し、脱ぎ着ししやすいズボンの装着と冬の寒さから身体を守る取り組みをおこなってください。5歳以降も症状が続く場合は専門の医療機関での診療をお勧めします。