相談室(Q&A)

尿のおもらし の相談
4才の娘さんのお漏らしと頻尿について相談

日付:2019年04月12日

Q:質問

この4月から保育園の四才児クラスになりました。おもらし(ちびり)を多い日には1日5回分持って帰ってきます。全くない日はこの4月からはなく、お昼寝のおねしょもほぼ毎日です。3月までは、ムラはありましたが、ここまではひどくなかったです。でも失敗の1回もない日はありません。トイレの間隔もとても短く、水分をたくさんとると、五分おきに行きたがることもあります。でも、休日家で過ごしていると、二時間おきで失敗が全くないことも。トイレに行きたいと思ったら、すぐに激しい尿意に襲われて我慢ができなくて、ちびりが多いです。

トイレに行くときにはいつもダッシュしています。でも、これは母(私)も同じようなことがあるので気持ちがわからないでもありません。家ではワガママ放題ですが、保育園では真面目に過ごし、先生から叱られたりするのは弱いみたいです。また、友達に失敗を見つかるのがすごく嫌であったり、自分だけ昼寝でおねしょマットをするのを気にしています。長時間の移動や、トイレにすぐに行けない環境になりそうな時は紙パンツを利用していますが、平気で紙パンツにします。夜も毎日おねしょしています。寝る前に紙パンツにはきかえると、布団に入るまでに時間があるとこれまた平気で紙パンツにしています。

小児科の先生に相談してきましたが、尿検査の値は正常だから、精神的な物が大きいかもしれないからこの夏まで様子をみようと言われてきました。しかし全く改善の気配がありません。私自身が気にしすぎてもと思い、今までネットで検索したりもしなかったのですが、本人も辛いと思うので調べたところ、こちらのサイトに出会いました。小学生になるまでに何とかできるものならしてやりたいです。保育士を続けてきましたが、このような経験は1度もなく、心配しております。よろしくお願いします。

A:池田先生の回答

ご質問ありがとうございます。おしっこを貯めたり、出したりするなどの排尿コントロールに関する発達は個人差が非常に大きく、2歳以前で完全にコントロールできるお子さんから、小学生になっても上手に出来ないお子さんがいます。

年長児になっても、排尿をコントロール出来ない原因の多くは、生まれつき膀胱が小さいこと(多くは親の遺伝的な影響を受けます)と過活動膀胱(未熟膀胱)といって、尿が膀胱内に貯まると、意志と関係なく反射的に膀胱が収縮してしまい、排尿してしまう状態が存在していることが多いです。

過活動膀胱があると、貯められるおしっこの量が時間や状況によって、容易に変化してしまいます。基本的な対策として、急激におしっこがたまらないように、少量の水分を定期的に摂取すること、時間毎に排尿することが重要です。小学校入学前になっても、改善しないようであればお薬での治療も考えられますので、専門の医療機関に相談してみてください。