日付:2019年04月18日
排尿日誌とは、お子さまの日々の生活の中での排尿パターンの評価やおもらしの回数の評価に用いるもので、排尿状態の把握、診断、治療計画にとても有用です。
お子さまのおトイレ記録をつけることで、いろいろなことがわかってきます。排尿のたびに、時刻や尿意、排尿量や尿モレがおきた時の状況を詳細に把握することは、お子さまの排尿を管理することにもつながっていきます。
また、病院を受診するときにこの記録を持参すれば、医師は必ずそれを参考に診断してくれるはずです。お子さんのおもらしへの保護者と主治医の理解のためにも,排尿日誌をつけてみてください。
できれば3~4日間続けて、昼間の起きている時間ごとに、トイレに行った時間と量、尿意の有無、おもらしの状況を記録します。
排尿日誌はおおまかな1回の排尿量や昼夜の排尿量の配分などがわかればいいので、学校や幼稚園がお休みの余裕のある日につけるということでいいのです。
方法;計量カップで1回ごとの排尿量を計ります。計量カップは100円ショップでも手軽に入手できます。その他、ファーストフード店の大きな飲み物のコップや、コップ状に切り取ったペットボトルに50ccおきにフェルトペンで線をひくなどしても結構です。
下記の場所から排尿日誌をダウンロードしましょう。早速、日誌をつけてみてください。
3000人以上のおしっこトラブルを抱えた子供達を治療し、20年以上大学病院で子供のおしっこトラブルに関連した診断と治療の開発に情熱を捧げてきた小児科医の目から、正しく偏りなくお届けします。