相談室(Q&A)

おねしょ尿のおもらし の相談
中学生の女の子のお漏らしと夜尿症(本人が受診したがりません)

日付:2019年04月12日

Q:質問

中学になる12歳の娘の相談です。娘は上がり症と怖がりが祟って、恥ずかしながら小学生になるまでおむつ離れできず、夜尿症は毎日、夜起きられても一人でトイレに行けない子でした。

(恥ずかしながら、夜のトイレは今も行きたがりません) 小学生になってから昼のおむつは外したものの、依然としてトイレは苦手だったようで、学校で我慢して下校途中や体育の後にお漏らししてしまうこともあり、夜尿症は続きました。

修学旅行はおむつ着用で何とか事なきを得ましたが、今ですら長時間の車異動はお漏らしが心配でおむつやおしっこライナー、お漏らし対策の下着をつけないといけない有り様です。

本人も早々とおむつを卒業した10歳の妹がいる手前非常に失敗を見られることを気にしており、夜尿症は一進一退、昼も特殊な場合はこっそりお漏らしパンツを履きたがるのですが、親としてはそろそろおむつやお漏らしパンツを卒業し、特に緊張やトイレに慣れて欲しいと感じます。

中学生になり、日にち薬とのんびり構えることもできなくなってきました。娘に通院を促しても恥ずかしい、の一点張りでなかなか病院には行けておりません。どう対策してあげればいいでしょうか。お漏らしやおむつのことでいじめなど発生しないか心配です。

A:池田先生の回答

ご質問ありがとうございます。12歳まで昼間の尿漏れや夜尿が続いていることから、何らかの病気に合併して尿漏れが続いている可能性があります(高いです)。

5〜6歳であれば、年齢が上がるにつれて徐々に改善していく傾向もありますが、中学校以降は原因を突き止め、適切な治療を行わないと改善しないどころか、大人になるにつれて悪化していく可能性もあります。

成人専門の泌尿器科等では尿道造影など本人が嫌がる検査から始められることもありますが、小児専門の施設では本人の希望に沿って検査や治療を行う傾向が強いです。

まずは、小児専門の娘さんの心に配慮してくれる病院を探して(電話などで相談すると良いと思います)、早期に受診することが必要だと思います。