相談室(Q&A)

おねしょ尿のおもらし の相談
小学生、低学年のおねしょとお漏らしについて

日付:2019年04月13日

Q:質問

こんにちは。小学一年生6歳の息子について相談させてください。息子は、34週で生まれてきました。何の障害もない五体満足です。今の何の障害もない健康児ではあるのですが、おねしょはもちろん、お漏らしを毎日何回もして困っています。本人もお漏らしに「気づいている」とは言っているのですが、お漏らしをしても着替えず、乾いて匂いがするとクラスメイトに「臭い」と言われてしまいます。

サッカーをやっているのですが、集中できずすぐオシッコに行ったり、必ず漏らしていたり...精神的に不安定だとお漏らしをすると言われて、息子の不安を取り除いてあげるよう、話を聞いてあげたりしています。息子がお友達から「臭い」と言われない様、おねしょパンツをサッカーの試合や遠足などの行事の時は履かせています。

また、本人は病院に行きたがりません。2年生頃には治ると聞いた事があり、本人も2年生になったら行こうかな?と言って居ます。毎日何枚もパンツとズボンを濡らしている息子は、治りますか?何か良い方法があったら、是非教えていただきたいです。

A:池田先生の回答

ご質問有り難うございます。夜尿症のお子さんの約10%に、日中のお漏らしを合併しているといわれています。おしっこが近かったり、トイレが我慢出来なかったりすれば、夜尿症に過活動性膀胱を合併しているかもしれません。

過活動性膀胱があると、突然トイレに行きたくなったり、トイレが気になると他のことに集中できなくなったりして、日常生活に支障を来します。夜尿症は何も治療しなくても、1年に約1〜2割のお子さんが自然に治りますが、過活動性膀胱は治療しないとほとんど改善しません。さらに、過活動性膀胱による日中のお漏らしを治さないと夜尿も治りません。そのため、2年生になるまで待たずになるべく早く病院を受診した方が良いと思います。

また、家庭では排尿日誌をつけて定期的にトイレに行かせること、膀胱の我慢訓練や排尿中断訓練などを始めてみてください。